993 遮熱板作成メガーヌRS オイル交換

2022年08月03日

993 オーディオ交換

お預かりしているポルシェ911カレラ (993) オーディオ(ヘッドユニット)が社外品に変更されているのですが、「意匠が回りと合わないので 純正に戻したい」 とのことで、作業することに。
届けていただいたのはヘッドユニットとCDチェンジャー。
ささっと 交換するだけ と安易に考えておりましたが、これが一筋縄ではいかない。

配線が完了した時点で音出しテストをするとラジオは鳴るもののCDチェンジャーは鳴らない。
コントロールはできているのですが、左右チャンネル共 音が出ない。
しばらく あれこれとしていると チャンジャー線を動かすと一瞬だけ音が出ました〜。
ここから配線の不良(断線)を疑い、「DINコードを交換してみよう、アルパインのDINコードは どこかに在庫があったはず と工場内を捜索。 2時間ほど探しましたが見つからなく、諦めかけたところ、メカニックは発見。  これでテストが出来る〜 と思ったのも束の間、チェンジャー側の端子はいわゆるアルパインのDIN端子でしたが、ヘッドユニット側がポルシェ専用DIN端子となっていましたので、見つけ出したDINコードは両方同じDIN端子のため使えず・・・。
仕方が無いのでアルパインで新品コードを手配しようと確認するも、「随分前に生産中止しており、在庫もありません」と。
ではポルシェ純正パーツの品番をPET(ポルシェパーツリスト)で調べて、在庫確認すると日本には在庫なし、ドイツには有り。   でも価格は配線1本 13万円オーバーで・・・。

ならば、断線部分を現品修理する作戦に変更。 まず、テスターで断線しているピン番号を調べることに。
結果は、あれ?全ピン繋がっている。  何度か測定してみましたが、配線不良ではないことが分かりました〜。   思い込みはダメですね。 
たまたま配線をクネクネしたタイミングで音が一瞬出ただけでした。

となるとチェンジャー本体orヘッドユニット本体、または両方の不良となります。

           さあ どうするか お客様と相談です。

2年程前に964のCDチェンジャー修理をさせていただいた案件を思い出しました。 こちらの業者さんは古いカーオーディオ修理専門店で、特にアルパインが得意ですから、また こちらに依頼か。



evooyaji at 11:19│Comments(0) ポルシェ 

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
993 遮熱板作成メガーヌRS オイル交換