M140 F20 パッド交換8S TT-RS 色々と 2

2022年12月16日

8S TT-RS 色々と 1

22121622018年式 アウディ TT-RS (8S) 「リアタイヤがフェンダーと干渉してしまう」とのことで、ご入庫いただき調べていくとKW V3 (バージョン3)が付いており、リアの車高調整用ネジが限界以上に上げる方に調整されておりました。 ネジ同士が全部勘合していない状態で・・・
このオーナー様は頻繁にサーキット走行されておりますので、これでは危ない。
ここから車高を上げると さらに危険性アップしてしまいますので、何らかの対策(改善策)を考えることに。
当店で時折使っております、リアスプリング上部に取り付けるスペーサーを使うこととしましたが、これメーカー在庫(日本国内に)が無く、本国ドイツより約1ヶ月かけて取り寄せました。

このパーツの入荷待ちの間にオーナー様から連絡をいただき、「鈴鹿サーキットでフロントパッドの磨材が剥がれてしまい、ローターにキズが付いた・・・ローター研磨できる?」とのこと。
後日現車確認させていただくと、かなり深いキズがあり、また前々からヒートクラック(ヘアークラック)も入っておりますので、研磨ではなく、交換をおすすめ。

現在NEUSPEED製2ピースローターになっておりますので、ローターリングのみ交換し、ベルハウジング部は再使用することとしました。

交換にあたりHボビン、ボルト、ナットは全数交換いたします。

またリアのローターとパッドも ついでに交換。 こちらのローターはディクセルのスリット入り、熱処理済みの FSタイプ を選択。

リアの車高から始めます。 スプリング単体で簡単に外すつもりでしたが、KW(カーベー)スプリングの線間が狭く、工具が入らなかったので、ロワアームを片側外して脱着。 車高調整ネジの上側、ボディーとの間にスペーサーを挟み込みます。 この際にネジ部にレンチを掛ける溝を切っておきます。 これがあると 後々の調整作業で 大変助かりますから・・・。

元々車高の左右差が10ミリ有り(左が高い)、よって左が6ミリアップ、右が16ミリアップで左右が揃いました。

写真1枚目 用意したパーツ。 左前ハブベアリングも お客様の希望で交換。 以前に左前をヒットさせたことがあるとのことで・・。

写真2枚目 作業前のリア車高調整部。 ネジが全部かみ合っていません。

写真3枚目 用意した フロント ローターリング 370mm

写真4枚目 交換後の左前ハブベアリング。 外したものは、手で回してみると抵抗があり、ゴリゴリ感もありましたので、交換して正解でした。

221216322121612212172

 


evooyaji at 12:51│Comments(0) S、RS | TT

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
M140 F20 パッド交換8S TT-RS 色々と 2