サスペンション

2023年10月14日

ジャガー アーム交換

23101412018年式 ジャガーXE ディーゼル 先日 エンジンオイル交換の際にフロント 左右ともコントロールアームからシリコンオイルが漏れ出しているのを発見。 これはブッシュがパンクしてしまった状態ですから、交換するしかないです。
パーツを調べると両側のブッシュの内 このブッシュは単品設定がありますが、反対側のブッシュは単品設定無し。
よって、アルミ製アームASSYでの交換となります。

また両端の再使用不可ナットも忘れず 手配しました。

写真2枚目 1本目のアームが外れましたので、新旧並べて撮影。 一番上は このアームに付く樹脂製のエアーダクト(エアースポイラー)

写真3枚目 写真だと分かりにくいですが、ブッシュからオイルが漏れているのが確認できますでしょうか。

写真4枚目 新しいアームに樹脂製エアーダクトを付けようとするもネジが入らない? よく見るとネジ切り加工がされていない。 ということでタップでネジ切り中。

写真5枚目 最後に4ホイールアライメント測定、調整をして出来上がり〜。

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2023年10月12日

キャデラック サスペンション

23101212013年式 キャデラック CTS 6.2リッター スーパーチャージャー 先日スプリングを社外品から純正に戻す作業をさせていただいた車両。 その後左前ダンパー(マグネチックライド付き)が壊れてしまい、異音を発生。 
ということで BCレーシング 車高調整キット に交換することとなりました。


まずは写真1枚目のリアからスタート。 ここで いきなり問題発生。
写真2枚目のとおり、ダンパー下側のステー寸法が純正よりも4ミリ幅が広い・・・。しかも 純正よりもステーの厚みが倍ほど厚い。
急遽 厚さ2ミリで内径14ミリのワッシャー4枚を探して問題解決。 ふ〜危ないところでした。

写真3枚目 左純正ダンパー、右BCレーシング

写真4枚目 リアスプリングの調整ネジ部に切り欠き加工をして、組み付け後の車高調整がスムーズにできるように改良。

写真5枚目 フロントは何も問題なく進み、その後、リアのマグネチックライドのキャンセラー取付で かなり苦労しました。 VW純正の端子付きハーネスの在庫があって 難を逃れられた感じです。

朝一番からメカニック2人がかりで作業し、丸1日で終了できず、明日に持ち越しとなりました。

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2023年07月26日

8N TT B4

23072622002年式アウディ TT (8NAUQ) ビルシュタインB4 ダンパー交換で ご入庫いただきました。
この車両は約8年前に同じB4 ダンパー交換をさせていただいておりますが、28万キロを目前に、再度交換となりました。

写真1枚目 リアからスタート。 

写真2枚目 リアスプリング下側に錆びが見られます。 これは そのままでは まずいので処理します。

写真3枚目 錆びをケレンし、洗浄、塗装と進めましたが、本題のリアダンパー交換よりも時間がかかりました〜。

写真4枚目 フロントアッパーマウント新旧。 12万キロも走ると、純正パーツでも これだけ潰れます。

写真5枚目 このブログで取り上げたことが無かった、専用工具です。
L型ソネットの頭部分に穴が空いており、ここから6角レンチを入れて、ダンパートップを固定しながら、ロックナットを締めこみます。 

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2023年06月22日

A6Q 足回り

23062212011年式アウディA6クワトロ 3.0T(スーパーチャージャー) 先月エンジンオイル交換で ご入庫いただいた際に左ロワアームブッシュと左アッパーアームブッシュ、右ドライブシャフト内側ブーツが とんでもないことになっているのを発見。
13品目25点のパーツの見積を提出。 奥様は車両入れ替え推奨、ご主人様は修理希望で数分ご検討いただき、修理することになりました。 (ロワアームの1本は国内在庫なし、ドイツ発注ですが・・)

いつものごとく約1ヶ月待ち の予定でしたが、待つこと2週間強ほどで入荷しましたので、再入庫いただき、作業開始。
用意したのは 写真1枚目のパーツ。再使用不可ナットも含めて 全てアウディ純正品です。
ロワアーム2本は、どちらも9万円オーバーと高価ですが走行距離15万キロを超えましたので仕方ないですね。
写真2枚目 ロワアーム前側、後側の新旧です。 これらのボールジョイント部がナックル(アルミ製)にテーパーで嵌っているのですが、これが固着していると、超難儀なことになります。 別の車両で数年前に困って、特殊な工具を購入しましたので、今回は工具のおかげで すんなりと外れてくれました。

写真3枚目 ロワアームブッシュが完全に千切れてしまい、エンジンメンバー(スチール製)と直接アルミアーム部が当たり、異音を出し、アルミアームが えぐられるように削れています。

写真4枚目、5枚目、6枚目 アッパーアームは2018年に正規ディーラーさんにて交換済み(もちろんアウディ純正品)でしたが・・・。その1年後の2019年に当店にて手直ししたもの。 この時4ヶ所のブッシュの内、1ヶ所がねじれた状態から戻らない とこのブログにも書いておりましたが、今回このブッシュが完全に千切れてしまいました。 この状態での走行が続き、もう1本のアッパーアームブッシュに負担がかかり、こちらも痛んでおりましたので、今回2ヶ所のブッシュのみプレス機で打ち換えしました。

写真6枚目 右ドライブシャフトブーツ内側は、真二つに千切れておりますので、交換。 シャフトASSYを外しますから、ついでに外側ブーツも同時交換します。

この車両はエアーサスペンション車ですから、金属スプリング車と比べると作業が何かと大変です。


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2023年02月23日

8W A4 リアダンパーが

23022312017年式アウディA4 (8WCVN) 先日オイル交換で ご入庫頂いた際に片側のリアダンパー(リアショックアブソーバー)からオイル漏れがあるのを発見。
左右の純正ダンパー、アッパーマウント、バンプラバー、再使用不可ナットなどの内容で見積。 予算の関係で「片側だけ交換できない?」と 問い合わせをいただきましたが、走行距離、年式等から考えて、それは おすすめできません。 
なので、社外品KONIのアクティブで1台分交換する見積に変更。
ここからさらに、ご検討いただき KONIでリア左右だけやることに決定。

ダンパー以外は全てアウディ純正品ですが、なんと「バンプラバーの在庫が日本にもドイツにも無し、納期は未定」との回答があり、困った私は別の国から直輸入することに。
色々と調べていくと、アメリカには在庫が有りましたが、送料分だけ高くなってしまいます。
お客様と相談させていただき、この案でいくこととなりましたので、即オーダー。

しかし、アメリカの在庫が有る は当てにならなくて、オーダー後1週間ほどで「在庫無し」と連絡がある場合も多々あるので、心配。  また無事に届いても オーダーした品番と違うものが届くこともありますから、現品を確認するまで、ドキドキなんです。

今回は何も問題なく、入手できましたので、ラッキーでした。

写真1枚目 用意したパーツ。KONIダンパーが1本しか写っておりませんが、左右(2本)用意。

写真2枚目、3枚目 オイル漏れしていた右ダンパー。 反対側の左は漏れておりませんでした。

写真4枚目 完成。 この後、4ホイールアライメント測定、調整をして出来上がり〜。

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2022年09月01日

エレメント ダンパー交換

2209011平成15年式ホンダ エレメント(UA-YH2) ダンパー交換で ご入庫いただき、ご指定のテイン エンデュラープロプラス(減衰力調整式)と同軸上のホンダ純正のゴム類一式を交換することとなりました。

ダンパーメーカーに在庫確認をすると「在庫1台分のみで、これが無くなると生産中止です」とのことで、ギリギリセーフ。
あとはホンダ純正パーツですが、こちらも在庫が有るのか? 生産中止になっていないか?心配しておりましたが、何も問題なく入荷。
事前の下廻り確認で、フロントABSセンサー線を固定する樹脂製クリップが1ヶ所割れていたため、こちらも ついでに発注。 残りの3個は無事なので、再使用予定としました。

リアから作業開始。
写真1枚目がリア交換パーツ一式。 

写真2枚目 バンプラバーの1段目が劣化して 無くなっております。

写真3枚目 樹脂製ダストカバーですが、左右とも割れていました。 これは用意するか どうか 迷いましたが、用意して正解でした。

写真4枚目 4個使っているマウンティングラバーですが、新品と比べると これほど潰れています。

写真5枚目 フロントはこんな感じです。 この写真以外にアッパーマウントのナット6個も用意しました。  こちらはダストカバーとバンプラバーが一体となったタイプです。  ABSセンサー線のクリップ2個が いとも簡単に割れて粉々になってしまいました。
う〜ん、初めからケチらずに4個発注するべきでした。
         次回アライメント測定、調整時に交換させていただきことに。

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2022年05月06日

昭和のクラウン 3

2204302何人かの お客様から「クラウンの作業は進んでるの?」 と声掛けしていただきましたが、少〜しづつではありますが、進んでいます。
パーツの手配が もっとも大変な作業ですが、揃ってしまえば 作業自体は構造がシンプルなので、簡単・・・・と言いたいところですが、実際は錆びとの闘いであったり、交換のため一旦外すパーツの取り扱い等で苦労の連続。 

写真1枚目のステアリング系パーツが揃ったので、交換開始。ピットマンアームとステアリングアイドラアームは生産中止でトヨタからは入手不可。 これを入手するのに苦労しました。
一方タイロッドエンド2種類、各2個についてはトヨタから供給有りで助かりました。

ボールジョイントがガタガタで想像をはるかに超えるがたつきでした。 特にピットマンアーム部が酷くて6ミリぐらいボール部が動き、アームからボールが抜け落ちるのでは と思うほど。
これは危ない状態でしたね。 ここが取れてしまったら、コントロール不能になってしまいますから。

写真2枚目 ステアリング系全体

写真3枚目 左側、ステアリングアイドラアーム、タイロッドエンドなど。

写真4枚目 右側、ピットマンアーム、タイロッドエンドなど。

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2021年12月21日

S3 純正戻し

21122112016年式アウディS3 SB 車両入れ替えということで、各種純正戻しをいたします。
BBSホイール、特注品オーリンズダンパー、cpmを外していきます。

現在 オーリンズは特注の受付を中止しておりますので、この外したオーリンズダンパーは とっても貴重品ですね。  次の車両に付ける際は O/Hをしてからです。



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2021年11月12日

ビルシュタインO/H

2110242平成23年式スバル レガシーツーリングワゴン (BR9) 先月の車検整備の際に試運転でフロントダンパーの劣化(特に右側)を感じましたので、O/Hをおすすめ。

この車両のビルシュタイン ダンパーは、フロントのみO/H可能なタイプ(倒立式)です。 純正ダンパーはASSYの状態で残してありますので、これを持ってきていただき付け替えし、一旦車両は納車。

外したものは分解し(スプリングを外し)、ダンパー(ショックアブソーバー)のみエナペタルさんに持ち込み作業依頼。  事前の打合せでRS-Rのダウンスプリングとの組み合わせのため、ショートストローク加工、ショートケース加工等をした方が良いのか?  結果は必要ない ということで、そのまま単純なO/H作業と再塗装を依頼。

写真1枚目 作業前の状態。ストラット下部に錆びが出始めておりました。

写真2枚目 O/H後、サンドブラスト後に再塗装もしましたので、綺麗。

写真3枚目 アッパーマウウントも同時交換します。 左の外したものはクラックがあるのが確認できます。
写真4枚目 ダストブーツ、スプリングアッパーシート(裏側にゴムが付いているため交換)も交換し、リフレッシュ。 

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2021年11月03日

130i ブッシュ交換

21110422006年式 BMW 130i 6M/T (E87) 車検整備で ご入庫いただきました。
事前の目視点検で、左右テンションロッド(BMW呼称テンションストラット)のブッシュからシリコンオイルが流れ出ておりましたので、このブッシュのみ交換する予定でパーツを用意しました。

本来であれば、テンションロッドASSYで交換するのがベストですが、お客様と相談したところ、「2年以内に車両入れ替えの予定」とのことでしたので、ASSYではなく、ブッシュ単体交換に。

ここ以外は いつものルーティーン作業を進めます。
最後に検査員による点検後、記録簿を記入したら、残るは 明日 予約の陸運局での最終検査のみ。


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