ポルシェ

2021年03月30日

993 イグナイターユニット

2103301先日ポルシェ993で交換したイグナイターユニットについて、別のお客様から質問をいただきましたので、こちらでも取り上げさせていただきます。
写真の左側にあるのが外したものです。 7ピンカプラーが刺さるようになっており、この内 使っているのは6本。DME(エンジンECU)と点火コイルの間にあります。 入力、出力とも2系統に分かれていますので、配線図さえあれば、簡単にチェックできます。
     私は写真にあるテスト用配線を作って、入れ替えをして判断しました。

これ、VWゴルフ4GTI 前期(AGU)とそっくりです。


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2021年03月26日

993 C2 アイドル不調 3

2103261993カレラ2 オイル漏れ修理の続き作業です。
今日はカバー下側を交換します。 綺麗にしたヒートエクスチェンジャーを汚さないように養生して、作業。 993の左バンクからのオイル漏れが多いようですので、993ターボのように遮熱板を設けることに。 ターボ用が使えればよいのですが、そうはいかないので、当店にて現物合わせで作ることにしました。 ヒートエクスチェンジャーとカバー下側の狭い隙間に遮熱板兼もし オイルが漏れた時用のオイル受けを作ります。 まずはダンボールで試作を繰り返し、アルミで受け皿を作るのですが、この地味な作業に数時間を要します。
次にステーを作るのですが、これは変形H断面のアルミを使って作成。

写真2枚目、3枚目が完成。 メカニック二人で6時間程かかって出来上がり〜。

写真4枚目 取り付けたところです。 これ、なかなかの力作です。

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2021年03月25日

991ターボS アクラボ

2014年式ポルシェ911ターボS (991) 車両入れ替えのため、以前交換させていただいたマフラーを純正に戻す作業で ご入庫いただきました。
今まで付いていたのはチタン製アクラボヴィッチからポルシェ純正アクラボヴィッチ(ステンレス製)に戻します。

サイレンサーの寸法が、純正品の方が大きいため、今回の作業の方が難儀ですね。
サイレンサーを入れる際は、4人がかりで行いました。

         その甲斐あって、6時間ほどで完了することができました。


写真3枚目 フロントカーボンローターですが、重量で交換時期を見極めるようです。 6614gになったら交換 です。  一般的なスチールローターは厚さを測定して判断となりますので、ローターを外さず測定できますが、このカーボンローターの場合はキャリパーとローターを外さないと できないことになります。 (ちなみに このローター1枚の価格は 801900円です。ホイール脱着等でホイールとローターが当たると簡単にローターがバラバラになるようです) 


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2021年03月24日

993 C2 アイドル不調 2

2103241993の続き作業です。 写真1枚目はカバー上側のすぐ脇にあるテリバリーパイプを抜き取りました。
この上下のOリングを交換します。

写真2枚目 カバー上側の新品パーツ。 ガスケットは3枚に分かれています。 私は1枚だけ注文しそうでした。

写真3枚目 カバー下側 新品パーツ。 こちらはガスケット1枚です。

写真4枚目 外したカバー下側。 プラグホール以外、全体からオイル漏れがあったのを確認できます。

ここで注文していた点火コイルが入荷。 早速 取り付けてみると、あれ?改善されず。 と、いうことはコイルを入れ替えた時は たまたま調子が良かっただけ だったということ。 確認が甘かったです。
ここから、今度は しっかりと確認を進めます。 エンジンルーム内のコイルからカプラー(X60)までの配線抵抗を測定。 ここまで問題なし。 では、さらに上流のカプラー(X60)から室内のイグナイターユニット7Pカプラーまでの配線抵抗を測定。 こちらも問題なし。

ここまでくれば、イグナイターユニットかDME(エンジンECU)のどちらかです。

ここを切り分けるのは、7Pカプラー(使っているのは6本)の入力線(DME側)2本を入れ替えてみれば 判断できます。 配線図を見ながら 配線を作って確認すると、悪いディスビが入れ替わらない。 念のため7Pカプラー出力側も入れ替えてみると、悪いディスビが入れ替わったので、イグナイターユニット確定。 
ということで、イグナイタユニットを至急手配。

  それにしても チェック、確認が甘くて、ミスしてしまいました。  何事も確認を繰り返して行わないとダメですね。 以後 気を付けます。


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2021年03月22日

993 C2 アイドル不調 1

21032251994年式ポルシェ911 カレラ2 (993) のお客様から電話で「アイドリングが低くて不安定・・・片方のディスビが点火してないような・・・」「積車で運びます」と連絡いただきました。
    ここで私は、ツインディスビのベルト切れかな?と想像しておりました。

しばらくして入庫し、積車から降ろす際に アイドリングが安定しないのがすぐに確認できるほどでした。 生憎すぐ作業にかかることができなく、数時間後に診断開始。 この時、先ほどよりは、アイドリングが良くなっている感じで・・・。

初めにOBD2ポートから診断を と思いましたが この車両は1994年式のためOBD2ポート無し。
翌年の1995年からOBD2付きになるので・・・。

ということで、タイミングライトでツインディスビを確認すると やはり片側が点火したり、止まったりしております。 
でも 悪に症状が出ているのがメインディスビで、ベルトで駆動している方のディスビは常に正常。

ここで、メカニックに「点火コイルを入れ替えてチェックをして」 と伝え、20分ほどで メカニックから「コイルが原因です」と。
                 すぐさま点火コイルを手配。 

パーツ入荷までに、事前にご注文いただいていた左バンク オイル漏れ修理のパーツが入庫しておりますので、こちらを進めることに。
写真1枚目 タペットカバー下側(エキゾースト側)からのオイル漏れは こんな感じでベトベトです。 漏れたオイルが真下のヒートエクスチェンジャーにかかっています。

写真2枚目 作業前に洗浄剤をかけて洗浄します。 ヒートエクスチェンジャーも随分綺麗になりました。

写真3枚目 タペットカバー上側も同時交換します。 チェンケースからカバーへのデリバリーパイプ関連も交換。

写真4枚目 カバー上側が外れたところです。 中央に写っているパイプのOリング2個も もちろん交換。


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2021年03月03日

993 カレラ 不動 part2

2103031昨日からの続き作業で、今日はエアクリーナー確認、出てきたクリーナーは汚れておりますが、それよりもペーパー部がポロポロの感じで劣化。 製造年を見ると2008年製造 となっております。
こちらも 今回交換することに。

続いてエアフロメーター(エアマス)をチェックしたいのですが、生憎当店には不良品と正常品の数値データを持っていませんので、別の方法でチェック。 
すると 何事もなかったかのようにエンジン始動。   そして また元の状態に戻すと始動できない

これで、主原因はエアフロであること たどり着きました。 途中整備書から配線図をプリントアウトして、確認したりと、色々調べて、時間がかかりましたが、ようやく めどが立ちました。
早速 品番検索し、価格は調べると14万円オーバー。 大変高価ではありますが、仕方ないですね。
あとはポルシェジャパンに在庫確認。  
すると、生産中止で、国内、本国とも在庫無し との回答。
あわててOEM先であるボッシュの品番を検索し、在庫確認すると2020年5月生産中止、在庫無しとの回答。 う〜ん、困りました。
通販屋さんで社外品(ボッシュではない)を扱っているところはあるのですが、国内在庫なし、納期約1か月と。 おまけに信頼性が・・・・。
困り果てて 一旦状況説明の電話連絡をお客様にすると「息子がB社に勤めているので聞いてみるから・・・」と救いの言葉をいただきました。
そこから数日後にボッシュ製の最後の1点を手配完了と連絡いただきました。

私の方では、エアフロをエアフロクリーナーにて洗浄して、様子をみてみることに。
洗浄後は始動できるようになりました。 そこで排ガステスターにてCOとHCを測定。
完全燃焼とまではいかなくても、これならなんとか といった数値になりました。

   トータル9日ほどかかりましたが、パーツ入荷まで、これで様子をみることとして納車。

写真1枚目 用意したパーツ。 全てポルシェ純正品、今度のエアクリーナーは2020年製造。

写真2枚目 エアクリーナー新旧。

写真3枚目 作業途中にロック部のツメが折れてしまったカプラーを新品に。 MBパーツで発注。

写真4枚目 インテークのカシメバンド部。  

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2021年03月02日

993 カレラ 不動 part1

21030211994年式ポルシェ911(993カレラ3.6L)(M64.06) 先日「エンジン始動しようとしたらバックファイアがおこって、始動できなくなった」「インテークパイプが外れている」と連絡いただきました。 任意保険のレッカーサービスを利用していただき、積載車にて ご入庫。

電話の時点で、私はツインディスビのベルト切れか、プラグコードの断線ぐらいかな?と考えておりましたが、点検をすすめると どちらでもない状態。
左バンクのインテーク系が外れていますので、問題はこちらのバンク。

これは、順番に調べていく必要があります。 ディスビキャップの端子部分が汚れ、リーク跡が見られますので、清掃。 ディスビローターも同じように清掃。 (写真2枚目は清掃前)

次に点火プラグ確認、こちらも そろそろといった感じではありますが、バックファイアの直接原因ではなさそうです。 次にプラグコードの抵抗値測定。 こちらは6本揃っていますので、OKでしょう。
外れてしまっているインテーク系を外して各部確認。 写真3枚目 樹脂製インテークパイプの内側は汚れが堆積しておりますので、こちらも清掃。 またと取り付けボルト部が3個とも割れていますが、これは 今回ではなく前々からでしょう。 クラックの中に汚れが付いていますから。(写真3枚目)

写真4枚目 ゴム製インテークパイプの1本が正しい位置で固定されておらず、ホースバンドが斜めに締まっています。 これも 今回ずれたのではなく、元々でしょう。 バンドの跡がしっかりと?斜めですから。 ここはゴムにクラックがみられますので、症状に関係なくても 交換ですね。


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2021年02月12日

ボクスター異音、水漏れ修理2

2102121昨日からの続き作業です。 ウォーターポンプを外し、取り付け面を清掃したら、折り返しで組み付けていきます。

写真2枚目 新品ポンプとガスケット、このガスケットですが、メタル製で一部分を切り取って、ポンプ部分だけを使用するかたちとなります。

写真3枚目 サーモスタット交換。 こちらもメタルガスケットを交換して、組み込んでいきます。

写真4枚目 ポンプ、サーモスタットのホース2本も交換。  こちらは予防整備ですね。 新品と比べると外したものは変形していました。(膨れている)

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2021年02月11日

ボクスター異音、水漏れ修理1

210211110日ほど前から お預かりしておりました2004年式ポルシェ ボクスターS (986) 先週木曜日に見積が出来上がり、土曜日に受注いただきましたので、即発注。  本日パーツが入荷しましたので、お昼一番から作業スタート。

写真1枚目 ウォーターポンプ、サーモスタット、ホース2本、エンジンシリンダーサイドカバーなどなど。 これ以外にLLCも必要です。

写真2枚目 外したウォーターポンプは、ベアリング不良で手で回してみるとゴリゴリ感、ガリガリ感があります。インペラー部はエンジン側と干渉したようで、外側角が無くなってしまっています。

写真3枚目 この新品ウォーターポンプのインペラーと写真2枚目を比べると、違いがよく判りますね。

写真4枚目 外したサーモスタット。 


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2021年01月30日

986 ボクスター 異音

21013022004年式ポルシェ ボクスターS 先日 電話連絡いただき「冷間始動時に5分間ぐらいだけ、エンジンから異音が出る」 「車両の外側よりも車内の方が、音が大きい気がする」とのこと。
現車確認しないと原因は 判りそうにないので、ご入庫いただくこととなり、本日自走にて ご入庫いただきました。

まずは入庫時に確認するも、暖気済みなので、全く異音無し。
とりあえず、エンジンアンダーカバーを外して、下廻り確認。
すると、写真1枚目のとおり、グリーンの雫 発見。 これはLLCが 何処かから漏れていますね。
濡れているところを辿っていくとサーモスタットハウジング周辺に。

ただ これは今回の異音とは関係ありません。 音は何処からなのか?
もう少し問診を進めると「1週間に1度だけ始動する」 「始動して5分後ぐらいには、全く異音が出ない」と。

ならば、このまま1日放置して、エンジン始動してみることといたしました。

では先にティプトロニックECUとエンジンECU、バッテリー部のアース確認と、端子の接点状態をチェックします。

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